人によって、物事を自分にとって良いようにとらえるタイプの人と、悪いようにとらえるタイプの人がいます。
ポジティブ思考、ネガティブ思考とか、
楽観的な人、悲観的な人と
言われたりします。
恐らくは幼少期の家庭環境や、両親など家族から影響されて、自然に形作られるのだと思います。
よく、ポジティブ思考になるべきとか、楽観的思考であれ、という考え方を耳にしますが、
これは思考の癖として身についたものですから、変えたくても簡単に変えられるものではないと思います。
つまりどちらが良いとか悪いとか考えるのではなく、
むしろ大切なことは、
自分の考え方の癖として、どちらの傾向があるのかをわかっておくことです。
ポジティブ思考にも長所と短所があり、ネガティブ思考にも長所と短所があります。
何でもポジティブに考えるタイプの人は、いつも自分にとって良いことを中心に考えることで、心理的なストレスを軽減することができますが、
逆に、マイナスな点や悪いところに蓋をして、避ける傾向があるので、問題を回避しているだけかもしれません。
その問題をいつまでも解決せずに放置するタイプかもしれません。
何でもネガティブに考えるタイプの人は、心理的なストレスを受けやすいという短所がありますが、逆に最悪の危険性やリスクを先読みして、回避する力があるとも言えます。
ビジネスでは不可欠な視点だと思いますし、新型コロナウィルス などの感染症対策では欠かせない思考です。
どちらにも長所と短所があります。
自分が持つ傾向がポジティブであってもネガティブであっても、それを否定するのではなく、活かすことを考えた方が良いでしょう。
それが、「ありのまま」を大切にする、ということでもあります。