体メンテナンス

寝る前は頭と目を休める

今や誰もがスマホやタブレットを毎日持ち歩いて、いつでも、どこでも利用していると思います。

あらゆる情報が瞬時に入手できるという利便性には今の社会には必須となっているということでしょう。

それこそ、精神集注とか瞑想や修行のために、頭の中を空っぽにするためにスマホなどの情報機器を一定期間、断つなどということを自らの意志でしない限りはこういった機器から離れることは難しいのでしょう。

今さら昔の生活には戻れないですからね。

それだけ、今では多くの人が膨大な情報量を短時間にインプットしているため、それだけ頭や眼を酷使していると言えます。

どこかで聞いたのは、

「現代人が1日に触れる情報量は江戸時代の一年分」

だそうです。

もちろん、江戸時代以前はもっと少ない情報量だったことでしょう。

人間の脳の大きさや容量は江戸時代からあまり変わっていないでしょうから、

現代の人は、恐ろしいほど頭や目に負担をかけていると言えるのではないでしょうか。

時代に合わせて少しずつ人間の体も環境に適応しながら進化をしていくのでしょうが、

今は、体の進化のスピードにとてもとてもついていけないくらい、時代が猛速に変化しています。

私が子どもの頃とも比較にならないくらいです。

もはや普通に生活しているだけでも、頭や目の疲労は取れづらい状況にあると思います。

こんな時代にあっては、意識して頭や目の疲れを取ることを自分でしていかないと、心身に疲れが溜まって、それが体の緊張を固定化させ、心理的にも硬く余裕がなくなり、心身ともに柔軟性がなくなっていきます。

すると体も心も疲れやすくなり、元気ではつらつとした理想の状態からどんどん離れていってしまいます。

簡単にできることとして、

寝る前にはスマホ、タブレット、パソコン、テレビ画面などを見ないようにすることです。

少なくとも寝る一時間は、目を休めたほうが良いです。

目を使う代わりに、じっくりと好きな音楽を聴くとか、香りを楽しむ時間にするとか、ヨガや軽く体操をやるとか、工夫すれば色々できるでしょう。

より直接的に対処するとしたら、寝る前に両目を蒸しタオルで10分間程度温めると、頭と目の疲れがとれて、寝つきも目覚めも良くなると思います。

寝る直前まで画面を見て目を使っているときと、どちらが頭や目が休まり眠りが良くなるか、自分で比較してみると、実感できると思います。

頭と目の疲れを積極的に取ることは、現代人のセルフメンテナンスの基本です。