私は、感情の起伏はどちらかというと穏やかな方だと思っていますが、とても短気なところもあり、腹が立つ時は瞬間的だったりします(笑)。
私の父親が、私以上に、瞬間湯沸かし器のように短期なところがあるので、
それを受け継いでいるのかもしれません。
私は、父親を見て、反面教師的にそういう怒りの感情を表に出さないように努めてきましたが、
思い返してみると、親の前で自分の感情をかなり抑えていたのかもしれません。
少年時代は、それを激しい取っ組み合いの兄弟喧嘩で発散したり、また学生時代には、外で爆発したりしていたように感じます。
感情は、人によって強く出る人と、あまり感情的にならない人がいると思いますが、
私は前者でした。もちろん今でもそうです。
私がとても感情的になった時は、思い切り発散すればスッキリするのですが、抑えていたような場合は、
夜眠れなくなることがあります。
感情の抑圧は、体の中にずっと残るのだと思います。
だから、私はそんな時は特に、寝る前に感情を一旦リセットするようにしています。
発散もしないでそんなことができるのか?
と思われるかもしれませんが、
私が日頃から実践している方法がとても効果があるのです。
それは野口整体では「活元運動」と呼ばれていて、自働運動と呼ばれることもあります。
寝ているときの「寝返り」や、「あくび」も活元運動の一つと言われます。
人の体は無意識に、体の疲労をとったりするためにそのような運動をするのですが、
これを敢えて意識的に行う、運動を起こすというものです。
これが、とても効果的なのです。
これをやると頭の中がポカンとした状態になるので、何か感情のわだかまりがあるような時や、思考が止まらないような時に、それを一旦止めることができます。
とはいえ、人によってはすぐにできる人と、なかなかできない人がいるようです。
いつも思考が巡っていて、頭の中が常に忙しい人は、なかなか運動が出てこないようです。
が、練習すれば誰でもできるようになると思います。
この運動は、おススメです。
寝る前に感情をリセットして、ポカンとした頭になれば、よく眠れるようになります。