現代は、自分の健康に対して何か不安や心配を抱えているという方が多いと思います。
以前と比較して、「病気」だとか「治療法」や「健康法」に関する情報があまりにも増えたからではないかと私は思っています。
情報が増えすぎると、頭の中で考えたり整理したりすることで忙しくなります。
ちらっと見た何かの記事が気になってしまって頭の中をぐるぐる巡ったり、
余計な情報を見たりしたばかりに、それに振り回されてしまったり、
どれが正しい情報なのか、考え込んでしまったり、
ワクチンや予防接種を打つべきかどうか悩んでしまったり。
医学の専門家にも色々な方がいて、様々な提言をされるので、振り回されてしまうのも無理はありません。
私も以前はそうでした。
ある健康法が報道されたり話題になったりブームになったりするたびに、それを試していました。
でも、よく考えてみると、色々な健康法に飛びついたり、著名な人の健康に関する発言を鵜呑みにしてしまったりということは、
「自分の健康に対する自信のなさ」の現れでしかない。
と思うのです。
自分の健康に自信が無いから、なにかにすがりつかないと不安でしょうがなくなるわけです。
そんな不安から抜け出すにはどうすれば良いか。
「人間も自然の一部」
だと思えるかどうかです。
人間以外のほぼ全ての生き物は、健康とかいちいち意識しなくても、本能に従って生きながらえて、子孫を増やして、何百万年も何千万年も生きているのです。
人間でさえ、数百年以上前までは、医療の知識や技術もほとんどなかったわけで、自然の動物として、自然に抗うことなく生き続けてきたわけです。
医療技術などなくても、自然の生き物は何百万年も生き続けるすべや能力を身につけているからだと思います。
人間も自然の一部ですから、自然治癒力という偉大な能力をみんな備えています。
その力を本気で信頼すれば、つまり、
薬に依存したり、何か外の力に依存したりしなければ、持っている能力を発揮できるものだと思います。
そして同時に、
何かをしなければ自分が健康を維持できないのではないかという、不安や心配も、
かなり減るのではないか。
特にこのコロナ禍の中では、大切な気構えだと思います。