最近は、筋トレブームでもあって、ジム通いや自宅にトレーニング器具を置いて筋トレに励んでいる方も、若者を中心として多いようです。
私も学生の頃は、陸上競技をやっていたこともあって、筋トレに励んでいました。
自宅のベランダに器具を置いて、週に2〜3回、ハードなトレーニングをしていました。
私の学生時代はスポーツクラブも大変人気があったので、そこで準備運動やストレッチを教えたり、トレーニング器具の使い方を指導するアルバイトもやっていました。
筋トレをして少しマッチョな体型になることは、当時の私にとって憧れでもありました。
体型をガッチリさせることで、自信をつけるというような感じです。
ところが整体、中でもセルフメンテナンスを学び始めてからは、筋トレはあまりやらなくなりました。
私にとって、毎日の体調を整えるために必要なのは、
筋肉を太くすることではなく、筋力をつけることでもなく、
逆に、
「日々の生活の中で身体に残った緊張をいかにゆるめるか」
ということだと気づいたからです。
なので、
私は器具を使った筋トレはやらずに、
毎日しっかり歩いたり、体操をするなどして、「全身の筋肉を毎日ちゃんと使うこと」を意識しています。
人は、歳を取ると、足腰からだんだん弱っていきます。
筋肉で言えば、太ももの裏の筋肉が弱くなってきて、そこから歩く力が衰えていきます。そして姿勢もそれに合わせて老化していきます。
私が実践している整体では、この「太ももの裏の筋肉」が真っ先に衰える筋肉でもあるため、
長生きの筋肉として、この筋肉を衰えさせないようにすることを推奨しています。
具体的な方法としては、
まず、
なるべく大股で毎日しっかり歩くこと。
そして、
座った姿勢で、片脚ずつ、膝を伸ばした姿勢で、太ももの裏側をじっくりとストレッチすること。
スクワットをやる場合は、重量物は何も持たずに、また膝に負担をかけないように、かかと側に重心をかけるようにして、ゆっくりしたスピードで行う。
太ももの裏の筋肉を、負担をあまりかけずに鍛えることは、足腰の老化を防ぐための良い方法です。