もし、あなたがとてもがんばり屋さんで、責任感の強い方だとしたら、
職場では周囲の期待に応えようと、ちょっと大変な仕事や気の進まない仕事でも、気持ちを抑えながらもがんばって達成して、
家に帰ってから疲れきってバタン。
というようなこともあるかもしれません。
私も、どちらかというと自分のことを「がんばり屋で努力家で責任感が強いほうだ」笑
と自負しているので、
特に若い頃は毎日疲れる日が多くストレスのたまる毎日でした。
そんな時に私が無意識にやっていたのは、
帰宅後や休日に、仕事のことを強制的に忘れるために、
仕事以外のことで、何か新しいことにチャレンジしたり、新しいことを学び始めたり、していました。
例えば私が夢中になっていたのは、
ラテン系のダンスでした。
小さい頃は全く興味も何も無かった分野に、なぜかチャレンジしたくなったのです。
最初は、こんな私が踊れるようになるのかな、、、と不安でしたが、
続けていくうちに、いつのまにか少し踊れるようになってきて、
3ヶ月くらい続けた時に、
「以外に楽しいかも」と思える日が来たのです。
それからは、仕事のストレスは常に感じていたものの、
平日の夜や休日は、積極的にそのダンスを習いに行って、夜中まで我を忘れて夢中になって踊ったりしていました。
客観的に振り返ってみると、
「単に、仕事のストレスから逃避するために別のこと(ダンスのこと)しか考えられない状況を敢えて作っていた」
のです。
私は、昔から結構ストレスには弱い方で、
がまんすることが苦手でした。
だから、ストレスを感じると、
すぐにその場から逃げたり、
そのことを一切考えないで済む方法を考えたり、
要は逃げることばかりしていました。
だから、未だに、私はストレスには弱いのですが、
それでも、ストレスを必要以上に自分に感じさせなくすることで、自分の心身を守る術を身につけることができました。
「ストレス逃避術」
とでも言えばいいでしょうか。
ストレスに真っ向勝負することなく、避けてきたのです。
でも、それも大切な保身術だと思います。
意識を少し変えることで、
仕事のストレス、人間関係のストレスを軽減させることができるのです。
もしもあなたが今四六時中、なんらかのストレスを感じ続けて疲弊しているのであれば、
意識を別のところに向けるために
「何か仕事とは別のことにチャレンジする」
「自分に何か別の課題を与える」
というような方法はとても良いと思います。