私は今、自分自身で自分のカラダと心を整える「セルフメンテナンス」のコーチをしています。
セルフメンテナンスというけれど、その方法は、この方法が正しいとか、間違っているとか、そういうものではなく、
こういう方法があなたに合っている、こういうのがあなたには必要だ、
というように、
個人個人の、現在の仕事の状況や、持って生まれた感受性や、家族の状況や、日々の生活習慣などによって、
セルフメンテナンスの方法も大きく変わってきます。
十人いれば十人皆違いますし、同じ人でも、上に挙げた条件が変われば、必要なメンテナンス法も変わります。
万人に向いたセルフメンテナンス法というものは無いと考えています。
中でも特に、
今の日々の生活の中で、どのような心理的な負担を抱えているのか、
また体のどこに疲れを感じやすいか、
どこを酷使しているのか、
ということをベースにして、セルフメンテナンス法を組み立てていくことが大切だと考えています。
私自身が、小学生の頃に大怪我をしてから、自分の体力や健康の問題に関心を持ち始め、それから、自分の健康は薬や医者任せにせずに、自分で守る必要がある、
という考えで今まで生きてきました。
この考え方は今でも全く変わっていません。
具合が悪ければ医者に行けば治る、薬を飲めば調子良くなる、
というようなその場しのぎの考え方では、
何が原因でその症状が起きているのか?
どうすれば根本的に調子が良くなるのか?
という問題は何も解決しないまま、いつも同じ症状に悩み、同じ方法(医者に見てもらって薬を飲むとかの方法で)対処することを繰り返すだけです。
お医者さんは患者の体の具合を良くするプロですが、
スーパーマンではありません。
あなたの体の本当の声は、わかるわけが無いのです。
それがわかるのは、あなただけです。
セルフメンテナンスというのは、
あなた自身が、体の本当の声を聴いて、
あなた自身が実践するものです。
そうでなければ、本当に効果を上げることはできない、
根本的に体調を整えることはできない、
とさえ思っています。
その意味で、セルフメンテナンスは、自分自身の健康を保つためには必須だと言えます。
そして、セルフメンテナンスを会得するには、
自分自身と向き合って、自分をもっと知ることが必要です。
知れば知るほど、奥が深くて、面白い分野です。