未分類

駒場公園の和館と洋館

昨日は代々木上原近くにある駒場公園をゆっくり散歩しました。

ここには初めて訪れましたが、公園は、旧加賀藩前田本家16代当主、前田利為侯爵の大邸宅の跡地とのことで、公園内に、外国人をもてなすために作られたという和館と、家族の居住用であり、要人の接待用?にも使用されたという洋館があり、それは双方とも素晴らしい作りで驚かされました。

洋館の方は中が広すぎて回るのにかなり歩きました。笑

とにかく豪華すぎな邸宅ですが、その庭は今は普通の公園ですから、誰でも中に入れて普通に遊んでいるのが良いなと思いました。

和館の方は、1階部分しか公開されていないようなのですが、和室の大広間も広くて、縁側では、滝や水の流れもあって都会の真ん中とは思えない素晴らしい景観でした。

伝統的な和式の邸宅は、家の作りだけではなく、庭の木一本一本にも部屋からの目線、眺めを意識して設計していて、周囲の自然を全部含めた家であり、外と内との境界があって無いような感じなのが面白いです。

この和館は外国人のもてなしのときに使われていたというのがもったいないというか、なんとも贅沢です。

これを観ても思うのは、

自然との一体感をより感じるのは和式伝統住宅の方で、

洋館は、中の豪華さはすごいのですが、外の庭と中は全く別の世界だなと感じました。

当時の日本人とヨーロッパ人の自然観を表しているようで、とても興味深いものでした。

日本人の伝統的な美的感覚は素晴らしいものがありますね。

今ではなかなか見れなくなっているのが寂しいですが、日本人の心の中には、まだ連綿と生き続けているのでしょう。