人は、どんなに体力があっても、どんなに健康であっても、どんなに生活に気をつけていても、何百年も生きる人はいません。
せいぜい百年ちょっとです。
医療技術が発達したことで、昔の人よりも寿命は間違いなく伸びていますが、
長生きをすれば幸せかというと、そんな単純な問題ではないと思います。
何が幸せか?
というのはその人の価値観によると思うのですが、
ただ長生きして健康であれば良いかというと、多くの人にとって、それだけではないと思います。
やはり、自分が感じている使命だとか、信念だとか、欲望だとか、そういう、「生きる目的」みたいなものを全うすることを多くの人は求めているのではないでしょうか。
健康でいることは、そのために必要なことかもしれませんが、
「健康」にとらわれすぎるのもどうかと思います。
悪いものは一切食べないとか、
不摂生は一切しないとか、
好きなものは我慢して、栄養価の高いものだけ食べるとか、
カロリーを気にしてばかりいるとか、
痩せることばかり気にするとか、
健康を気にしすぎて、
自分が本当にやりたいこと、
この人生でやりたいことを、もしやらないままでいるとしたら、
死に際に満足して死ねるのか。
人は、生きようとする力、意欲が強ければ、色々な病気にかかっても、復活するものですし、
生きようとする力、意欲が弱ければ、いざという時にはあっさり命を落としてしまうものだと思います。
自分が本当にやりたいことに向かって、今の一日一日を、精一杯生きる。
そして日々をワクワク過ごして楽しむ。
時にはハメを外してもいいから、
自分が欲していることを満たしてあげる。
こういう意識で日々を過ごしていれば、生きる意欲や力は湧いてきますし、人生を全うすることにつながってくるように思います。