誰しも、思い出したくない過去の自分や、忌わしい過去の一つや二つはあるのではないでしょうか。
そんな過去の自分を、あなたはどう捉えていますか。
その過去に完全に蓋をして、記憶から消してしまう。
また過去の自分を決して忘れずにずっと執着し続ける。
人によって様々だと思います。
ちなみに、私の場合は、例えば幼少期や少年時代に嫌だった自分の姿に、結構しっかりと蓋をして、あえて思い出さないようにしている方です。
思い出すとやはり今の気分が悪くなるからです。
蓋をすることで、現在の感情にはあまり影響しなくなりますが、遠ざけようとしているだけなので、何かしらのトラウマを克服できているわけではありません。
その意味では、蓋をせずにちゃんと過去に向き合うことで、それを克服しようとすることも必要だと思います。
ただし私はそれが得意ではありません。
現在の自分は、過去の自分の積み重ねです。
将来の自分も、過去の積み重ねです。
やはり、過去の自分を否定するのではなく、それが私なんだからしかたがない。
と素直に認めてあげる。
それは、「ありのままの自分」のイメージをハッキリさせることにつながると思います。
私にとっての課題でもありますが、
どんな過去であれ、当時の自分に置かれた状況や家庭環境は、自分にとって必要だったこと、必然だと認めることが、大切です。
それでいて、過去に執着するのではなく、現在の自分を大切にして日々を楽しみ、将来の自分に希望を持つ。
生まれてから今に至る道、そしてこれから死ぬまでの道を、しっかりつなげて、生き切りたいと思います。