あなたは、例えば仕事の場面で上司や周囲から、やたらと軽い感じで、
「なんでできないの?」
「なんでこうなっちゃうの?」
「いい加減だな」
といった言葉で、自分の仕事のペースややり方を否定されたり、
「こうあるべきだ」と
周りの人にとっての理想像みたいに振る舞うことを強要されたように感じたりすることはありませんか?
とかく、上の立場の人は、
部下を教育するためだとか、指導するためだとか言って
下の立場の人に、上から目線でものを言ったりしがちですが、
言われる人には色々なタイプがいて、
何くそと思って負けん気を出す人や
萎縮してしまって元気がなくなる人や
素直に認めて、あまりストレスなく振る舞える人
など、人によって色々な反応をするものだと思います。
ここで、負けん気をすぐに出せる人や、素直な気持ちで振る舞える人は、まだ大丈夫なのかもしれませんが、
すぐに萎縮してしまうような人にとっては、これは相当大きなストレスになるのではないでしょうか。
そして、これが積み重なることで、どんどん自分に自信がなくなっていく。
特に自分の気持ちをなかなか外に出せない人や、なかなか気持ちを外に出せない立場にいると、
そういう状況になりがちだと思います。
そんなときは、どうするか?
やはり、
できるだけ「ありのままに振る舞う」
ことだと思います。
がんばって誰か(の言葉)に合わせようとしないこと。
無理せずあなたの自然体のまま考え、振る舞うこと。
これが一番良いと思います。
なかなか難しいかもしれませんが、
そのためには、あえて自分の弱みを見せることも大事です。
「私は細かく考えることが苦手なんです」
「器用じゃないので同時にあれこれ考えることが苦手なんです」
「色々と気を回すことが苦手なんです」
「気持ちを外に出すのが苦手なんです」
「私はそういうことがなかなかできない性格なんです」
言い方は様々だと思いますが、
「人によって、ものごとの感じ方やとらえ方、考え方は違うのだから、あなたの考えには簡単に合わせられません」
ということを、暗に伝える。
たしかに、相手次第という部分もありますが、
しつこく働きかけることで、相手も少しずつ自分のことを理解してくれるかもしれません。
結局、人はどんなに努力したところで、ありのままでしかものごとを考えられないですし、ありのままでしか行動できないものです。
持って生まれた感受性は、いつまで経っても変わるものではないからです。
ですから、
「できるだけ我慢しないこと」
「できるだけ素の自分を大切にして、振る舞うこと」
これがポイントです。
これがうまくできれば、
受けるストレスの度合いも、かなり減るはずです。