心メンテナンス

「ありのままの私」を大切にする

人は日々、親兄弟、パートナー、子ども、近所の人、職場の人など、色々な人と会い、何かしらコミュニケーションをとりながら生活しているものです。

毎日誰ともコミュニケーションをとらずに生きることは非現実的です。

人と人が交流するということは、別の人格どうしが意思の疎通を図るわけですから、スムーズに行く場合と、なかなかスムーズにいかない場合があると思います。

例えなかなかスムーズにいかないと感じている時でも、相手と良好な関係を保つために、

多くの人は色々工夫していることでしょう。

それでも、

相手に合わせられる人や

相手に合わせることができないので、あえて相手と距離を置く人、

また相手とすぐにぶつかって険悪になる人、

など、人には色々なタイプがあります。

中でも、

「相手に合わせて思考や行動できる人」

というのは、傍目には、人間関係を保つのが上手で、理想的と思われているかもしれません。

でもこれは少し注意が必要です。

すぐに相手に合わせられる、というのは、

裏を返せば、

すぐに自分を抑えて我慢してしまいやすい、

ということでもあるからです。

自分を抑えて我慢するというのは、

自分の真の部分を隠して、取り繕って演技するということですから、

どこかで無理があります。

ありのままの自分ではないので、

本当の心や気持ちと、

思考・行動にずれができてしまいます。

これを常に続けていると、

心身ともに疲弊してしまいます。

その点では、

まだ、

相手に合わせられないので相手と距離を置く人や、

相手とぶつかってしまう人

の方が、取り繕って自分を演技していないだけ、

心身の健康にとっては良い部分もあります。

「ありのままの自分でいる」

ことは思いのほか大切なことです。

ありのままの自分で思考・行動しながら、人間関係を構築することが大切です。

全ての人と良好な人間関係を作ることは無理があります。

うまくバランスをとりながら、

「ありのままの私」をちゃんと認識して、日々を過ごすことです。