もしあなたが会社員だったら、
休日に仕事のメールなどが届いて、それを迷惑だと思いながら、渋々対応したりしたことがあるのではないでしょうか。
今は、24時間ネットでつながっていますから、昔のように、平日(出勤日)と休日の境目がつきにくくなっています。
メールやメッセージは、スマホの普及により、いつでもどこでも見れてしまいます。
ただ、やはり気をつけないといけないことは、責任感の強い人ほど、たとえ休日であっても、仕事のメールが来たらその瞬間にいつもの緊張モード・仕事モードになって、ちゃんと対応しようとしてしまう習慣になりやすいことです。
ただでさえ、現代人は頭脳労働の割合がどんどん増えていて、四六時中頭が緊張していて、休みの日も、仕事のことがつい気になってしまって、落ち着けないとか、頭が休まらない人が増えているように思います。
それで、本来ならば、休日は仕事モードの頭を完全に休めて、気分転換することによって、平日にたまった疲労を解消すべきところなのに、
休日まで緊張感を持ち続けることを強いられてしまうわけです。
これでは、
なかなか心身の疲労が抜けなくなるだけでなく、
休日も、仕事に追われてしまう強い緊張感によって、心身がゆるまずに疲弊してしまいます。
ですから、日常の健康管理としては、
休日には仕事メールは見ない。
あるいは、見ても一切返信しない。
という割り切りが大切だと思います。
もちろん、誰かが病気になったとか、事故があったとか、本当に緊急の場合はあるでしょう。
でもそんなに緊急の時は、しつこく何度も連絡があるでしょうから、そんな場合だけ対応すれば良いのです。
たいていは、それほど緊急でもない場合がほとんどだと思います。
仕事の場合を考えた時、
人はメールを受け取ると、緊張するものです。
また、メールを相手に送ると、スッキリと発散できるものです。
メールを受け取ったままだと、頭のどこかに緊張がずっと残ります。
だから、受け取ったらすぐに対応しなくては、スッキリできないと感じるのです。
これを休日にやってしまうのは、悪循環の始まりです。
一番良いのは、やはり、休日は仕事のメールは一切見ないことです。
人の気持ちを考えず、自分がスッキリしたいからという理由で休日にいつも平気でメールを送ってくる失礼な人に対しては、
休日には一切返信しない態度を見せることが良いでしょう。
こういう失礼な人は、休日のメールが相手に与える心理的な影響というものをあまり考えていないか、気がついていないのです。
こういう人には影響されない、振り回されないことが大切です。
もちろん、今日の話はあくまで会社員向けの話であって、自分が動かないと完全に業務がストップしてしまうような自営業の方は別です。