以前「ありのままの自分」について少し書きましたが、人は、意外にも自分のことは深くわかっていないように思います。
私自身、
「本当の自分」というか、
「自分が真に求めているものは何か?」
という問いに対して、今でも、新しい気づきがあったり、いままで気がつかなかった自分の一面を発見したりすることがあります。
面白いことです。
なぜ今頃になって自分の新しい一面に気づくのかというと、
やはり、
今までの人生の中で、常に自分の本性をさらけ出してはいなかったり、
家族や友人も含めて周りの人達には、どこかで自分をよく見せようとして
「作っている自分」「演技している自分」
を無意識のうちに形作ってきたからかもしれません。
特に、幼少期に厳しい親から抑えつけられていたり、厳しい先生に抑えつけられていたりする経験があると、
そういう傾向とか可能性があるのではないかと思います。
私自身も、幼少期に父親が大変厳しい人だったので、
父には一切逆らえなかったですし、本当の気持ちを出せなかった経験があります。
そんな時代に、私は父に対しては
「良く思われる私」
を演じていたのでしょう。
それは、父が生きている限りなくなることはないように感じます。
またそれが、「本当の自分」に気づくための障壁になっていました。
今になって、ようやく本当の自分を取り戻しつつありますが、やはり、
取り繕った自分を演じる生活というのは、
疲れますね。
とはいえ、本来の自分がわかったとして、全てをさらけ出してしまうと、
他人との社会的な関係として、うまくいかないこともたくさん出てきます。
そこの折り合いをどうつけるか、が大切ですね。
ですが、
「本来の自分」「ありのままの自分」
に気づくことは、とても大切なことです。
人に悪影響を与えない範囲で、自分が求めていること、欲していることを、素直に獲得していく。
それが、発散行為となり、人は満足感を得て、達成感を得て、心身共に、 ストレスのない穏やかな感覚となって、カラダも心も元気になっていく。
つまり、自分が真に求めていること、欲していることを実践して自分の心身を満たすことです。
このためには、
自分がやっていて心底楽しいと感じることや、気持ちいいと感じることを
どんどん実践していくことです。
毎日何か一つは、本当に楽しいことをやって自分を満たす。
私の場合は、
美味しいものを食べるとか、
美味しいものを作るとか、
決めた目標に向かって一歩確実に前進するもか、
そういうことをしているときが一番楽しいですし、また元気になり、また活力が湧いてきます。
人によっても様々だと思います。
将来の計画を立てること、
色々考えを巡らすこと、
物語を作ること、
誰かと競い合うこと、
とにかくどんどん前進すること、
何か新しいことにチャレンジすること、
感情を外に出すこと、
映画を観たり本を読んだりして感動すること、
未知の世界を旅行すること、
特別な趣味に一心不乱に集中すること、
大好きなペットと戯れること、
などなど様々だと思いますが、
自分がやっていて楽しいこと、気持ちの良いことを、日々常に求めていくことが、
自分の元気につながり、健康にもつながります。