そんなの当たり前だと思っていらっしゃるかもしれませんが、
人間は、動物や植物たちと同じように、自然界の一部でしかない存在だと思えることは大切です。
もともと人間は数百万年を生き延びてきたわけです。
その人類の歴史の中で、ほとんどの期間、医療技術などは一切無かったのです。
体を進化させることで、強い種の人間が今まで生き残ってきたのだと思っています。
気候など外部環境に耐える力、病原菌に負けない力、異物が体内に入ってきたらそれを勝手に排除する力、骨折や傷を確実に自己修復する力、そして、風邪のように、体をある程度壊すことで体をリセットする力
医療も薬も何も無い何百万年の歴史を通して、このような生き延びる力を獲得してきた私たちが、今こうして生きているわけです。
動物も植物も同じです。
動物や植物は、外部環境だとか外敵にさらされて、調子を崩したり死んでしまうことがあったとしても、
医療も薬も何もなくても、種として生き延びて元気に生命を保っています。
つまりもともと、人間はその体の中に、強力な、自己調整能力、修復・回復能力を備えています。
それを生かさない手はありません。
調子を崩したらすぐに薬を飲むことを当たり前のように繰り返していると、
自分の体の偉大な力に気づかないだけでなく、自己調整能力をうまく発揮できずに、だんだん衰えていきます。
私たちの体は、誰もがすごい能力を持って生まれてきています。
どんな環境や外敵にも耐えるような力を持っています。
それを信頼して生きていれば、カラダはその能力を存分に発揮してくれるでしょうし、
それを信頼せずに、薬やサプリなど外の力に頼ってばかりいると、カラダはサボり始めて、能力も弱くなっていきます。
これは、個人個人の免疫力とか、生命力に直結していると思います。
健康を維持する上で、もっとも基本となるのは、誰もが持っている、この力を信頼することです。
安易に薬などに頼らないことが大切です。