体メンテナンス

死ぬ間際まで元気で生きる

日本人の平均寿命は、3年ごとに調査するたびに長くなっています。2019年の調査では男性81.41歳、女性87.45歳だそうです。

そして、介護の必要なく、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間のことを「健康寿命」と呼んでいますが、

これも調査するたびに長くなって、2019年調査では、男性72.68歳、女性75.38歳とのこと。

健康寿命から以降は、誰かの助けや介護に頼って生活している期間だととらえることができます。

今健康に自立して生きている人なら、誰もが、この「健康寿命」の期間をとにかく長く維持したいと考えていると思います。

人生100年時代とか言われていますけど、数字だけを見たら、自立した期間は、それほど長くないですね。

これから先はさらに伸びるのかもしれませんが、せいぜい70代半ばくらいなのですね。

20代、30代の若い人は、今感じている不調を治したり、元気でいることを意識して生活されているのでしょうが、

40代、50代、60代になってくると、

いかに自分が自立した生活を長く送ることができるか。

そのような意識に変わってくるように思います。

私自身もそうです。

そのために、セルフメンテナンスを日々実践していると言っても過言ではありません。

もちろん、世の中の誰もが、

事故や大病などの予期しない事態に見舞われる可能性はありますし、私も先のことはわかりません。

ただし私の整体の学びから言えば、

少しでも、心身共に自立した健康状態を保つために、つまり死ぬ間際まで自立した健康でいるために、大切なことはわかります。

列挙すると、

・自分の心身の変化をいつも敏感に察知できるようにすること

・体の部分的な疲労が元になる、部分的な緊張や凝り、強張りという状態が固定化しないように、いつでもゆるめられるようにすること(「弾力のある体」という風に表現したりします)

・自分が生まれながら持っている、ありのままの欲求を意識して、常にそれを満たすようにすること(抑えず、我慢しないこと)

・自分の体が持っている本能的な力をとにかく信頼すること(医者や薬やサプリメントその他の、外の力に依存しないこと)

 

人の健康が損なわれるのは、たいてい、事故などでケガをしたり、大病をしたり、大きなショックを受けたりしたときです。

上に挙げたようなことに日々気をつけていれば、思わずケガをしたり、大病を患ったり、何かショックを受けることになったとしても、

事前に大病の予兆を感じたり、事故をとっさにかわすことができたり、ショックを受けた時のダメージが最小で済んだりして、

自立した健康状態を、より長く維持することは可能だと思います。

死ぬ間際まで、最期まで、自立して、健康で、元気でいること。

これは私がセルフメンテナンスを日々行う大きな目的の一つでもあります。