自分が出会う人、自分が遭う出来事というのは、全てが必然だと考えています。
病気や症状も同じです。
その裏には必ず理由があるものです。
理由は、意識的にはわからなくても、自分の無意識の中でははっきりと存在しているのだと思っています。
出会う人の中には、
自分が嫌いな人、苦手な人もたくさんいることでしょう。
その場では、嫌なのですから、必然だとは思いたくないのですが、
冷静になってみると、
その人が現れたおかげで、
自分が学べていたり、自分が成長したり、その人のことが実はありがたい存在だったことに気がついたりします。
「ああ、やはりこの人は出会うべくして出会ったんだな」
と気づきます。
それに気づくと、
自分が出会う人一人一人のことを、大切に思うようになります。
体の症状も同じです。
人の体は何百万年も前から、外的環境に合わせて命を保持していくことを本能的に行っています。
不快な症状一つ一つにも、その意図があるものです。
風邪や発熱などは、偏って疲れが蓄積した体をリセットするための最適な反応ですし、
セキ、くしゃみ、皮膚の炎症、体の痛み、など、それ以外の症状も、全ては自分の体が本能的に反応を起こした結果です。
自分に気づかせようというサインだったりします。
それがわかると、
人間の体の偉大さ、すごさ、素晴らしさがわかってきます。
一つ一つの症状の意図を自分自身で探るのは、とても興味深いことです。
人の体は本当に奥が深いですから、
一生かけても完全には理解できませんが、
少しずつでも、自分の体を理解できるようになるのは、面白いですし、人間の体のすごさには驚くことばかりです。