確か、先月3月13日から、マスク着用は個人の判断でいいですよと国からのお達しがありました。
私自身は、ようやく堂々とマスクを外せるようになると思って嬉しかったのですが、
電車や会社などの様子を見ていると、まだまだマスクをつけている人が多いですね。
花粉症がひどい人や、口元の化粧をしなくていいから楽だという人など、マスクをつける人も様々な理由があるのだと思いますが、
やはり、周りの人の目を気にしながら生きている人が多いのだなと感じます。
日本人の国民性を、こういうときに本当に実感しますね。
言ってみれば、小さい頃から、親や学校で、「周りに合わせなきゃ駄目よ」
という様に教育を受けて育ってきた人が多いということで、周りに合わせるというのが多くの人の価値観であり判断基準にもなっているのでしょう。
「そろそろマスク外したら?」
と誰が言おうが、そう簡単には自分に染みついた判断基準は変えられないのでしょう。
とはいえ、
これからだんだん暑くなる訳ですから、不快な状態を夏を通して我慢できるわけもなく、夏に向けて皆が外し始めたら、一気に皆が外すのでしょう。
日本人らしい行動パターンだなと思います。
私自身のことを思い出すと、両親がアルゼンチンと台湾生まれだったという生まれ育ちからして周りの子どもたちから浮いていました。
なので、子どもながら自分は何か人と違うなと感じていました。
小中学校では自然と周りに合わせる子どもでしたが、高校生あたりから、人と違うとか、目立つということにある種の快感を感じるようになり、
大人になってからも、人と違うということをネガティブにとらえることなく、自分の利点として活かすことが自然にできていました。
そのせいで、バイト先の職場の同僚とか、先輩とか、職場の上司とか、周りの人とぶつかることは多々ありました。
変人扱いされることもあり、色々苦労はありました。
でも、それを乗り越えたら、
人と違うことで、かえってラクになりました。
自分を主張するのって楽しいなと。
こんな経緯が私にはあるので、
必要以上に周りに合わせなきゃ、という発想はありません。
自分の自然体で考え、それを行動に移せること。
これはすごく自分をラクにします。
早く、脱マスク社会が来て、皆んなの自然な表情を見たいなと思っているこの頃です。