日々、歩くことを基本として体全体をしっかり使って生活している方は、気にする必要が無いのですが、
そうではなく、
デスクワークで頭ばかり使っている人、
画面とにらめっこする時間が長くて目を酷使している人、
パソコン操作で手や腕を使いすぎている人、
立ち仕事が長くて足腰に負担がかかっている人、
配達などで重い荷物を抱えることが多い人、
介護の仕事で腰に負担がかかっている人など、
体の一部を特に使う専門職の方は、
体の疲労も部分的に偏ることになります。
そんな方が気をつけるべきことは、
部分的な強い疲労は、酷使しているのは体の一部なのに、疲労感は体全体が疲れるように感じるということ。
また、体の一部に偏った疲労は、寝ただけではその部分の緊張がとれにくいということ。
があります。
しっかり睡眠をとったはずなのに、
翌日に体がまだ凝っているとか、
体の疲れが全然とれていないと感じるならば、
それは、部分疲労による体の一部の緊張が、寝てもゆるんでいないということです。
本来は、毎日の睡眠で、疲れは大部分リセットされて、
翌日になれば回復して元気復活!というのが普通です。
まんべんなく体・頭を使っていれば、だいたいリセットされるのですが、
一部分の使いすぎは体に影響を与えます。
体の疲れの原因には、肉体的な疲労と精神的な疲労があり、どちらの要因にしても、偏った状況だと、強い緊張が体に残るので、
体がリセットされない原因になります。
そんなとき、
自分の体の状態をちゃんと把握して、
自分自身で積極的に疲れをとるようなケアが必要です。
毎晩寝る前に、短時間で体をゆるめるケアが一番です。
特に疲れているところに蒸しタオルを当てるのも効果があります。
また、酷使している部分に焦点を当てて、そこをピンポイントでゆるめる体操をやるのも効果が高いです。
部分をゆるめるには
一人でできる、色々な方法があります。
毎週あるいは毎月、店に通ってマッサージを受けるのも良いかもしれませんが、
日々寝る前に自分でセルフケアをするのが、一番効率的で、
経済的で、
また目覚めが良くなり、
疲労感が日々リセットされるので、
毎日がラクになります。
私はたいてい、毎晩寝る前に30分程度、体をゆるめる時間にあてています。
翌日に体がだるいとか、体がまだ凝っているとか、そういうことはほとんどありません。
体をゆるめるスキルはとても大切です。