季節の変わり目になると、体調が悪くなるという人は多いと思います。
また気圧の変化や、湿気のせいで調子が悪くなるという人も多いでしょう。
症状も、風邪をひいたり、下痢をしたり、腰が痛くなったり、頭痛がひどくなったりと、人によってさまざまな症状が出たりすると思いますが、
人の体は、春、梅雨、夏、秋、冬という季節の変化によって色々な影響を受けます。
春になると気分が高揚したり、花粉症になったりします。
梅雨から夏の時期には高い湿気の影響で汗による体温調節がうまくいかずに体に熱がこもって熱中症になったり、夏バテになったりします。
秋には体が急に冷えて寒さを感じるようになったりしますし、
冬には体が乾燥してきます。
そして、人の体はこのような季節の変化に慣れるために、色々な反応を起こします。
その点で、色々な症状が出ることは人間にとってとても自然なことです。
あまり過敏な人になると、日常生活に支障をきたす人もいるかもしれませんが、
ある程度、体の変化や症状を敏感に感じることは、健康に生きるために大切なことです。
症状を敏感に感じることは、それだけ体のセンサーが高精度に働いていると言えます。
季節の変わり目にも、何も体の変化や症状を感じない人は、一見、健康そのものだと思われがちですが、実はそうではなく、体が鈍感になっているのです。
体が鈍感に反応する人の方が、大病になりにくいと言われます。
日々、体の異常を小出しに表出することで、大きな異常を起こす前段階で気づけますし、また大きな異常になる前に体が対処しているということです。
それだけでなく、変化や異常感をちゃんと感じる人の方が、その原因を見つけやすいので、対処もしやすくなります。
その意味で、
日々、ちょっとした体の変化や異常感を感じる人は、理想的な体だと言えます。
自分の体をもっと信頼していいのです。