昨日の記事では、人の腰椎の使い方(運動の傾向)の癖によって、その人のものごとに対する感じ方、感受性の特徴が現れるという話を書きました。
そこで、私自身も、感受性の傾向というものを日々の暮らしに活かしていると書きました。
今日はその続きですが、
感受性の傾向を生活に活かすとはどういうことかと言うと、
自分の感受性をいつも十分に発揮できるようにすることです。
昨日は、野口晴哉氏の「体癖」という人の見方では、
人の腰椎の運動傾向と感受性の傾向の違いとして、大きく5つのタイプに分類できるという話をしました。
これにはタイプの名称がついていますが、
思い切りザックリと言えば、次の5つになります。
「上下型」腰椎1番 頭が特に働く。理論的に判断する傾向。
「左右型」腰椎2番 胃腸が特に働く。感情的に判断する傾向。
「ねじれ型」腰椎3番 泌尿器が特に働く。勝ち負けで判断する傾向。
「開閉型」腰椎4番 骨盤の動きが良い。直感的に判断する傾向。
「前後型」腰椎5番 呼吸器が特に働く。合理的に判断する傾向。
例えば、私は最も強いのが左右型傾向です。
体を左右に倒す動きが特徴的で、歩くときも無意識に体が左右に少し揺れます。
そして、私は胃腸の働きがとても良いために、無意識に食べることを欲していて、ストレスがあるとつい何かを食べてしまいます。
(同じ左右型で胃腸が特に動くタイプでも、私のタイプとは逆で、胃腸が弱くてお腹がゆるいタイプもあります。同じ型でも2種類あるのですが、ここでは省略します)
さらには、感情的な面がとても強く、感情を外に出すのが得意なところがあります。無意識に感情が表に出てしまうので、嘘がつけないタイプです。
(同じ左右型でも、これとは逆に、とても感情的だが、感情を外に出すことができないタイプもあります)
こんな私の特徴があるのですが、
感受性を活かすということは、
私の場合は、
食べること、料理を作ることを生活の中で重視して、積極的に楽しむこと。食事を適当にすますのではなく、本当にほしいものを味わうこと。
また、
感情を抑えずに、極力外に出すようにすること。人に迷惑をかけたりしない範囲で、どんどん感情を表すこと。
自分の感受性は、体の中にある無意識の欲求でもあります。
こういったことを日々意識して、毎日を過ごすことで、
自分の無意識領域の欲求を満たすことができるので、
体も心もストレスなく、ゆるんでくるのです。
自分の感受性を活かした生活をすることで、
心身ともに元気になります。
私は、セルフメンテナンスにおいてもこのことはとても大切な要素だと考えています。