私たちは日々色々なストレスを感じながら生きています。
そのうちの大部分は、周りの人との人間関係に起因すると言われています。
なぜ人間関係なのか?
周りの誰もが、自分とは違う人間だからです。
自分とは違う感じ方をし、自分とは違う考え方をしています。
それがまた、全ての人で違うわけですから、人の感じ方や考え方を理解できないのは当然とも言えます。
人は一人では生きていけないので、人間関係のストレスというのは、避けられないものです。
つまりストレスをなくすことは無理な話ですから、
大切なことは、いかにストレスに対して強くなるか、という事です。
感じるストレスをただ我慢しているだけでは、
自分の心身が弱っていきます。
うまくストレスを発散することは大切です。
自分の中に湧き起こる感情を抑えることは体に大きく影響してくるからです。
心と体は一つです。
ストレスは体にダイレクトに影響を与えます。
特に、呼吸器(肺)やお腹、そして背骨は強く影響を受けます。
がっかりした時、落ち込んだ時に、肩を落として肋骨が前側に縮むような姿勢になるのは誰しも経験があることでしょう。
そんな時は、自然と胸を張る姿勢にはならないものです。
肋骨が落ちる姿勢では、呼吸も苦しくなってきます。
お腹の上の方も、硬く緊張してきます。
ストレスに強くなるには、
日頃から呼吸器やお腹の状態をチェックして、ひどくなる前に自分で調整することが大切です。
カラダを整えることです。
そうすると、だんだんストレスに強いカラダになってきます。
また、ストレスの受け止め方を意識的に変えることも大切です。
悪い面だけではなく、少しの良い面にも目を向けることです。
試験に落ちたとか、
仕事がなくなったとか、
恋愛に失敗したとか、
離婚したとか、
病気になったとか、
そういう嫌な経験にも、考えようによって
プラスの面があるはずです。
そこにフォーカスするのです。
あと、一番大切なことは、
「自分のことを深く知る」ということです。
自分はどんな感受性を持っているのか?
自分のありのまま、自然体とはどんな状態か?
を知ることです。
その上で、自分が持っている感受性、自然体に逆らわず、それを活かす生き方をすること。
これができれば、
ストレス自体を減らすことができます。
ストレスというのは、主観的なものですから。
同じことが多くの人に起きても、それをストレスと感じる人と、全く感じない人がいるわけです。
「自分感覚」を中心に生きるようにすると、ストレスに強くなるのです。