体メンテナンス

扁桃腺の切除

私は小学校5年生の時に、扁桃腺(現在は扁桃)摘出手術を受けました。

当時私はのどが腫れてよく高熱を出していましたが、それだけで扁桃腺を切除するのは普通に行われていました。

盲腸でもそうですね。

身の回りでも盲腸炎になってすぐに切除する人が多かった覚えがあります。

当時はそれが医療の常識だったのですね。

何の疑問もなく、たくさんの人が手術を受けていたのだと思います。

ところが、その後の海外の研究などでは、

扁桃や盲腸という体の組織は、免疫力としてとても重要な役割を持っていることがわかってきました。

扁桃は、言ってみれば細菌が体内に侵入してくるのを、のどのところで戦って防御する「門番」だと整体ではとらえられています。

つまり大切な体の組織なんですね。

盲腸も免疫系の大切な組織です。簡単に切除してしまっても良いものではないと思います。

薬の処方なら、やめれば体への影響もだんだん減ってくると思いますが、手術は一度行ってしまうと、元には戻らなくなります。

人間の体の組織で、全く要らないものは無いと思います。

以前は要らない、切除してもまったく問題無いと思われていた扁桃や盲腸は、実は以前はその役割がよく分かっていなかったために、普通に切除されていたのだと思います。

やはり、自分の体を完全に医者任せにするということは怖いことだと思います。

手術などは、よくよく考えた上で、決断したいものです。

自分の体は、結局自分が守るしかないわけです。