あなたは日頃からどんな時に「あくび」をしますか?
・退屈なとき
・疲れていて眠たいとき
・会議などで緊張しているとき
・目覚めてからぼーっとしているとき
こんな時にあくびが自然に出ることが多いのではないでしょうか。
整体では、あくびの効用として
・心身の緊張をゆるめる
・頭を覚醒させる
効果があるとされています。
会議や何か本番の前などで、緊張感が高まってきた時にその緊張をゆるめようとして勝手にあくびが出たり、
また
何か退屈を感じているときや頭がぼーっとしている時に、頭を覚醒させようとして勝手にあくびが出たりします。
あくびをするのは人間だけでなく、哺乳類の動物もします。
無意識で本能的な運動と言えます。
なので、あくびは自然な作用であり悪いことではありません。
むしろ、頭が常に忙しく疲労がたまっている現代人にとっては、とても大切な運動です。
夜眠れないという人に聞いてみると、あくびがあまり出ないという人もいるようですが、
眠れない一番の原因は、頭や体の緊張がずっと残っていることなので、
あくびが寝る前に何度も出るようになれば、体の緊張も頭の緊張もとれてくるので、自然に眠れるようになると思います。
あくびの誘導法というのもあります。
頭が緊張していると、お腹の上のあたりのみぞおちも硬くなってくるのですが、
この部分の緊張をとることで、頭の緊張もなくなってきます。
寝る前にたくさんあくびが出ると、眠りが深くなってきます。
深い眠りは、心身の疲れをリセットするために特に大事な要素ですから、
眠りが深くなると、朝の目覚めがスッキリ快適になってきます。
私自身も、寝る前に心身ともにゆるめており、寝る前にたくさんあくびが出るので、寝つきもよくて目覚めもスムーズです。
翌朝の気分が気持ちいいのです。
「あくび」は決して、睡眠不足の現れだとか、怠惰な証とか、そういう不名誉なことではなく、動物のもつ、本能的な自己調整作用です。
毎日あくびをすることは、セルフメンテナンスに欠かせないものだと言えます。
あくびが出るのは良いこと、大切なことです。